タロットは毎日引いてもいいの? ― 引きすぎが気になる夜のための、健やかな付き合い方
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「タロットは毎日引かないほうがいい」「引きすぎると当たらなくなる」――そんな言葉をどこかで目にして、毎晩カードをめくる自分の習慣が、ふと心配になった夜はありませんか。一日の終わりにカードをめくる時間が、ささやかな楽しみになっている。それなのに「これって引きすぎなのかな」と気になり始めると、せっかくの静かな時間が落ち着かなくなってしまいます。今夜は、その心配ごとにわたしなりの答えをお渡しします。先に結論を言ってしまうと――毎日引くこと自体は、少しも悪いことではありません。
毎日一枚めくる習慣は、昔からあるもの
タロットに親しむ人たちの間には、「デイリーカード」と呼ばれる習慣が古くからあります。朝、一日の始まりに一枚めくって、「今日はこんな一日になりそう」と眺めてから出かける。あるいは夜、一日の終わりに一枚めくって、「今日はこんな日だった」と振り返ってから眠る。プロとしてカードを扱う人にも、この毎日の一枚を長く続けている方は珍しくありません。
毎日引くと、カードとの距離が近くなります。同じカードでも、出る日によって光って見える意味が違うこと。自分の心の状態によって、同じ絵柄の受け取り方が変わること。そうした発見は、週に一度の付き合いでは、なかなか得られないものです。毎日めくることは「引きすぎ」ではなく、むしろカードと仲良くなるいちばんの近道でもあるのです。
「毎日引く」と「何度も引き直す」は、別のもの
では、「引きすぎると良くない」という言葉は、どこから来たのでしょう。おそらくあの言葉が指しているのは、毎日引くことではなく、同じ問いを、一日のうちに何度もめくり直すことのほうです。
望む答えが出るまで、同じ質問を繰り返す。出たカードが気に入らなくて、なかったことにしてもう一度切り直す。そんな夜は、カードと対話しているというより、カードに「うん」と言ってほしくて、心が疲れてしまっている状態に近いのかもしれません。答えの数が増えるほど、どれを受け取ればいいのか分からなくなって、めくる前よりかえって心が忙しくなってしまう――「良くない」と言われてきたのは、たぶんこの忙しさのことです。
毎日一回ずつめくることと、一晩に何度もめくり直すこと。回数だけを見ると似ていますが、心の向きはずいぶん違います。前者は一日の区切り、後者は答えの探しすぎ。気にかけてあげたいのは、引いた回数ではなく、この違いのほうです。同じカードが繰り返し出るときの受け止め方や、引き直しとの付き合い方については、「何度占っても同じカードが出るのはなぜ?」で詳しくお話ししています。
健やかに続けるための、3つの小さな形
毎日の習慣として長く続けるために、わたしがおすすめしている形が3つあります。どれも決まりごとではなく、ただの提案として聞いてください。
ひとつめは、一日一回と決めること。今日の分は今日の一回でおしまい、と先に決めておくと、めくった札を「たくさんの中の一枚」ではなく「今日の一枚」として、大切に受け取れるようになります。
ふたつめは、時刻をそろえること。朝のお茶のあと、あるいは夜、部屋の灯りを落とす前。毎日だいたい同じ時間にめくるようにすると、占いが「答え合わせ」ではなく「区切りの儀式」になっていきます。決まった時間に訪れる習慣は、それ自体が心の拠りどころになってくれます。
みっつめは、一行だけ持ち帰ること。出たカードの意味を全部覚えようとしなくて大丈夫です。「今日は『立ち止まるのも進むうち』だけ覚えておこう」というふうに、心に残った一行だけをポケットに入れて眠る。それだけで、翌朝の景色が少し違って見えることがあります。
今夜の3枚も、一日の区切りとして
当サイトの3枚引きも、毎晩お使いいただいて大丈夫です。一日の終わりに過去・現在・未来の3枚をめくって、「今日はここまで」とひと息つく。その使い方は、昔ながらの「夜の一枚」と同じ、健やかな習慣の形だとわたしは思っています。
ただ、めくり終えたら、今夜の分はそこでおしまいに。出た3枚を胸に置いたまま、どうかゆっくり休んでください。カードは明日の夜も、同じ場所であなたを待っています。
今夜の区切りの3枚は、登録不要・完全無料でめくれます。一日をちゃんと終えられたあなたに、今夜のカードはどんな一行をくれるでしょうか。
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